メキシコで和食を作る...となると中々材料が手に入らなかったり、日本食材専門スーパーだと割高だったりします。
アグアスで生活していて、メキシコのスーパーで簡単に安く手に入るもので和食の材料に代用できる物や買って良かったものを今日はご紹介します。
私はよく北側のスーパーではに行きます。3回ほどアグアス内で引越ししているので、南から北までアグアスのスーパーには色々行きましたが、一番ここがアジア食品の品揃えが多い気がします。なんと、長い棚一列全部アジア食材のコーナーがあります。(今日はここで増えるわかめを見つけて買いましたw)
もちろん、品揃えでは日本食材専門スーパーのには敵いませんが、専門店よりメキシコの一般的なスーパーの方が安いです。私は味噌、醤油(1.6ltの大容量パックw)以外は殆ど、メキシコのスーパーで和食の材料を揃えています。
だって和食作る為に二件もスーパーに行くの面倒なので...w
まずメキシコのスーパーでオススメの米はこれ
Arroz para sushi (寿司用米) 1kg 32peso
のアジア食材コーナーではなくて普通のメキシコの米のコーナーにひっそりと(笑)あります。
1kg 32ペソなので日本食材専門店で買うより安いです。味の方は...下記の方法で調理すれば、特に日本の米と何ら変わらないと思います。(あくまで私見w)
メキシコで米を日本の米の様に炊く時はいつもより水をかなり多めに入れて炊いて下さい。メキシコの水は硬水で日本の軟水よりカルシウムとマグネシウムの含有量が多いです、なので通常の水の量だとどんな良い米でもパサついてぱらっと仕上がります。
私のオススメの比率は、米1カップなら水1.4?5カップぐらいです。こうすれば米を研いだあとにしっかり浸水させなくても、時間短縮でしっとり仕上がります。(ちなみに私は炊飯器は使わず鍋やフライパンで炊いています。炊飯器より時短で出来て便利ですよ。鍋やフライパンでお米を炊く方法は)
メキシコの米は細長いインディカ米です、日本のは丸っこいジャポニカ米。私はメキシコのパラっとした米も好きなのですが(大好きなカレーやチャーハンにもぴったりだし、何より素晴らしく安いしw)、夫は日本に旅行に行ってからジャポニカ米フリークになって、スーパーに行ったら「日本米買おう!」って言われます。
最初メキシコに来た時は、メキシコのスーパーには細長いインディカ米しか売ってないんだなーと思ってたんですが、以外とスーパーの米の棚を注意深く探せば、arroz para sushi(寿司用米)がありました。見つけた時、あぁこれ寿司用って事はジャポニカ米なんだなと。
Arroz para sushiで販売されている物は他にもこんな物があります。
あとは、だしの素、ほんだしですね、メキシコのスーパーでは絶対にないですね。
でもスーパーでは探せば煮干しが売っています。それで代用可能です。いりこ出汁ですね。
Boqueron seco (乾燥イワシ)
イワシのなので日本の煮干しと同じですね。これで出汁をとって味噌汁つくったり、肉じゃがつくったり、お好み焼きの生地に入れたりしています。本来、メキシコではライムを絞って、サルサをかけておやつの様に食べるみたいです。
次に、片栗粉。
片栗粉は専門店に行けば売っていますが、そもそも片栗粉ってジャガイモのデンプンですね、なので、同じデンプン質の物であるコーンスターチで代用可能です。
メキシコではスペイン語でと言って何処でも売っているので気軽に手に入ります。
コーンスターチと片栗粉との唯一の違いは、片栗粉に比べて粘度は低いが、加熱して一旦とろみがつくと、加熱を続けても温度が下がっても、粘度が低下しにくい性質ですね。
でも、使った感想としてはそんなに変わらないかなと思います。
私はこれでよくあんかけ料理作っています。
あ、間違っても料理用での味付きのやつ買わないでくださいねw
こんなのw
これらはコーンスターチをお湯に溶かしてAtole(色んな味を付けたのくず湯みたいなドリンク)にして飲む様ですw (美味しそうですw)まず間違わないと思うけど、もし間違えたら甘いですw
後、みりんは、英語ではsweet sakeと言うぐらいなので、砂糖で代用して誤魔化しています。
他には、メキシコで作る、ウスターソースやお好み焼きソース、豆腐、柚子胡椒の作り方などもありますが、それはまた次回で。
今回はあくまでメキシコのスーパーで簡単に手に入る代用品って事で書かせて頂きました。
本日の簡単夕食。
メキシコでも世界中どこでも美味しい和食が食べられます。
ちなみに上にかけたゴマはスペイン語でajojoliって言ってメキシコでは意外と何処でも手に入ります。
サーモンはで購入しました。真空パックで凍っているものなら刺身でも食べられます。(ただ念のため、醤油とわさびで漬けにして食べる事をオススメします。凍らせたら寄生虫はもし居ても100%死にますけどね。)
最後に、なぜ今回この様な和食の食材の代用について記したかと言うと、以前、和食料理人のが、情熱大陸の番組内で「醤油と味噌が作れたら、日本料理は何処の国にでも持っていけるわけ」と言っているのを見て、ハッとした訳です。
言い換えると、醤油、味噌以外の他のものは似ている成分のもので殆ど代用可能と言う事です。
食材の旨味成分を分析して、上手くロンドン現地の食材で代用して作っていて大変興味深い内容でした。
番組の内容を短くまとめたブログは。
20分ほどで長いですが動画はこちら(あとで確認したら途中カットされていました...フルは見つからず...)↓
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
ご自愛くださいませ。ではまた ・・・