今回は実際にご注文を請けて作成をしました実例のご紹介です。
今回は「相馬 里帆」様よりのご依頼で作成をしました
となります。
こちらは卒業記念の記念品として 25個作成をさせていただきました。
(レッド17個、ネイビーブルー8個)
刻印は、下のお名前のみとなります。
真鍮へのレーザー刻印は、銀メッキ(クロームメッキ)を薄く剥ぎ取り、刻印文字を刻み込みます。
色を付けることは出来ないので、地金色と表面メッキの色の違いが刻印として表現されます。
シルバー地に銀色に近い色の仕上がりとなりますので、見えにくいですが、光の加減ではハッキリ見えます。
このように、真鍮シルバーへのレーザー刻印は、「あまり目立たせたくないけれど、しっかり取れない文字を刻み込みたい」というご要望に沿うような仕上がりとなります。
同じような名入れとしては、革製品の本体色ブラックへのCO2レーザー刻印があります。
黒い生地に対して焦げ茶〜黒色の仕上がりの焼き彫り加工を施すのは、あまり目立たせたくない、シックな仕上がりになります。
同様の仕上がりでは、革製品に対して、金属版を作成して同じ刻印を打ち続ける、素押し(型押し)も、押し込みだけで文字などを表現するため、同じような効果が得られます。
ただ周囲の革も一緒に巻き込んで押し込むため、レーザー加工よりは細かい表現には向いていません。
金属で同じ効果を与える場合、プレス加工が必要となりますが、版代・ロット・設備などハードルが高くなり過ぎるため、記念品・ノベルティには基本的に使用されません。
また地金色は一定ではありません。
弊社での取り扱いの真鍮の地金色は、シルバーからやや黄色味が入っているというくらいの仕上がりが多いですが、真鍮は本来「黄銅」とも言われる素材で、黄色味が強い合金です。
(wikipedia)
真鍮はその金属の組成によっては、黄色っぽい仕上がりになることもあります。
メタリック4アクションペンの本体色レッド、ブルーなどは結構黄色くあがる真鍮が使用されております。
金属の生産ロットや後のメッキ加工方法によっても変わる部分がありますが、基本的には同じアイテムでは同じような色味があがりますので、ご安心ください。
同じ言葉で分類される金属でも、その地金色が変わってくるというのも面白味がありますね。
以上。