ヤフーファイナンスの割安株で検索して気になりました
自動車用金型の会社で、指数も割安で、株主優待もあって、技術革新で一気に廃れる可能性も少ないと思い、調べてみました
【沿革】
昭和11年 東京都大田区に大和サッシュ製作所設立
平成20年 静岡県富士宮市に山川板金工業設立
平成10年 山川工業と大和工業が合併し、ユニプレスが設立
平成16年 株式上場
平成26年 八千代工業の米国子会社より板金事業を譲受
【事業内容】
当社、子会社22社及び関連会社10社で構成され、自動車のプレス加工部品の製造販売を主な事業内容
・車体プレス部品事業
・トランスミッション部品事業
・樹脂部品事業
・その他事業:工場プラントの設計建設、保険代理業務
【事業拠点】
・提出会社:
富士事業所、相模事業所、栃木工場
・国内子会社:
ユニプレス九州、ユニプレス精密、ユニプレス物流
・在外子会社:
アメリカ、メキシコ、英国、中国、インド、インドネシア
【業績】
業績 | 売上高 | 当期利益 | 一株益 | 一株配 |
連13.3 | 237,832 | 11,218 | 238.5 | 25 |
連14.3 | 289,491 | 8,208 | 175.2 | 25 |
連15.3 | 308,739 | 7,207 | 170.9 | 25 |
連16.3 | 325,423 | 9,750 | 217.8 | 35 |
連17.3 | 321,168 | 14,379 | 315.9 | 45 |
売上高は2,300-3,220億円と毎年増加しています
赤字期がなく、毎年100億円前後の利益を出しています
【セグメント】(百万円)
・製品サービスごとの情報
| 車体プレス部品 | トランスミッション |
外部顧客への 売上高 | 273,379 | 40,944 |
樹脂部品 事業 | その他 事業 | 合計 |
4,159 | 2,685 | 321,168 |
車体プレス部品の比率が圧倒的です
・セグメント損益
日本 | 米州 | |
売上高 | 125,134 | 107,216 |
損益 | 6,208 | 7,308 |
欧州 | アジア | 計 |
34,705 | 75,317 | 342,373 |
1,610 | 8,111 | 23,238 |
売上高・利益ともに、日本・米国・アジアが大半を占めています
【財務諸表】
@ 資産
・現金預金356億円(15%)
・有形固定資産1,081億円(45%)
A 負債
・有利子負債265億円(11%)
B 純資産
・自己資本比率53%
・配当性向14%
・利益剰余金1,181億円(49%)
C 損益計算
・売上総利益率15%
・前期持分法による投資損失17億円
D キャッシュフロー
・投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 17,734 | 18,318 |
固定資産に対する支出 | 18,522 | 18,497 |
・前期関係会社の取得による支出11億円
・自己株式の売却による収入
前期66億円、当期62億円
【トピック】
@ 主要な顧客ごとの情報
顧客の名称 | 売上高 | セグメント |
北米日産 | 52,336 | 米州 |
東風汽車有限公司 | 51,178 | アジア |
日産自動車 | 44,407 | 日本 |
メキシコ日産自動車 | 40,361 | 米州 |
日産グループへの売上が大半を占めています
大株主は、新日鐵住金16%、伊藤忠丸紅鉄鋼6.7%と日産の名前は全く出てきませんが、売上比率は非常に大きいです
A 販売実績
セグメント | 販売高 (百万円) | 前年同期比 (%) |
日本 | 107,071 | 115.1 |
米州 | 106,727 | 86.7 |
欧州 | 34,709 | 102.2 |
アジア | 72,660 | 96.4 |
合計 | 321,168 | 98.7 |
日本は得意先の増産影響により、大幅に増えており、米州は増産はあったものの為替影響により、売上高が減少しています
B 研究開発活動38億円
PS活動の推進により収益力と競争力を強化する」に基づき、プレス技術を軸とするコア領域の深化と新工法・新製品等、新たな領域への取り組みを強力
研究開発課題は、
・1180MPa以上の超ハイテン部品及びその最適成形技術の開発
・ホットスタンプの超深絞り部品成形技術の開発
・超ハイテン、ホットスタンプ及びアルミ接合技術開発
・成形シミュレーションなどの高精度解析技術
・次世代トランスミッション用機能部品開発
・樹脂高機能カバー部品開発
【株価 購入価額】
2,571円(2017.7.31)
1.75%(15:00) 配当利回り(会社予想)
45.00(2018/03)1株配当(会社予想)
(連) 8.77倍(15:00) PER(会社予想)
(連) 0.97倍(15:00) PBR(実績)
(連) 293.04(2018/03)EPS(会社予想)
(連) 2,648.03(2017/03)BPS(実績)
直近5期の平均EPSが224円なので、当期の見通しは少し強いです
グローバルにビジネスをしており、特定の国の経済には影響されませんが、自動車販売数(景気変動)で投資額が大きく増減すると思います
ボディのプレスなので、材質がアルミや炭素繊維にシフト、電気自動車にシフトしても、対応できる気がします
株主様はそのポイントを優待商品カタログの中からお好きな商品と交換していただけます。
<優待品>
・食品、雑貨など数十点
・自社オリジナルグッズ
・社会貢献活動団体への寄付
・QUOカード
100株以上 | 1年未満:1,000ポイント |
1,000株以上 | 1年未満:2,000ポイント |
3,000株以上 | 1年未満:3,000ポイント |
株主優待が非常に魅力的です
PER14倍、PBR0.7倍、優待利回り(2年継続)3%になる
224×14倍=3,136
2,648×0.7倍=1,854
65÷3%=2,167
2,385円
2,400円以下になったら購入しようと思います
以上