23日のニュージーランド総選挙は、一部の日本人からも注目されていたと思う。厳しくなったとされる移民法が選挙結果次第でこの先さらにどうなるか。為替はどう動くか。不動産売買や投資に対する規制は?
結果は与党・国民党が第1党を維持したが過半数に届かなかった。ジョン・キー前首相の突然の辞任でいわば棚ボタ式に首相になった印象が強いイングリッシュ氏、若い頃から国民党の中枢にいてキャリアは長いが、どうもパッとしないな…。
どっちがニュージーかわかります?
<得票率>
与党 国民党 46%
野党 労働党 36%
<議席数 総数120 過半数61議席以上> ※NZは一院制
国民党 58
労働党 45
緑の党 7
NZファースト党 9
緑の党はリベラルで労働党寄りなので、国民党はNZファースト党と連立を組まないと政権を維持できない。
ところがこの党のピータース党首というのがなかなかの曲者、寝業師で国民の間でも好き嫌いがはっきり分かれている20数年前、自分が移住した時もすでに党首の座にあり、リベラルからはファシスト、ナショナリストと呼ばれていた。徹底的なファンと悪しざまに言う人に二分されていたのでは?
先住民マオリ族の出で、今でこそ「アメリカズファースト!」と変なヘアスタイルのおっさんが叫んでるけど、この人は20年も30年も前からずっと「ニュージーランドファースト!」と声高に叫び続け、移民制限や通貨安を訴えてきた人である。良かれ悪しかれ言うことがわかりやすくて一定の人気がある政治家だ。昨今は「わかりやすい」が政治のキモのようですね…。
ニュージーランドの政治がどのような形になるか判明するのは、ちょうど日本の総選挙、10月22日前後になりそうな気配です。
イギリスやアメリカと同じ2大政党制のニュージーランドは、両大国と同じで国民党は保守党/共和党の側、労働党は同じく労働党/民主党の側に位置する。
どちらも自由主義を標榜し、あまり政策に差はないが金融や移民政策に関しては異なる面が強い。
仮に国民党がNZファースト党と連立を組んで政権を継続する場合、当然見返りを与えないといけないので、NZドル安や一層の移民制限、不動産投資の規制強化などが考えられそうだ。あとはTPP。言い出しっぺのニュージーランドだが、確かピータースは反対の立場ではなかったか?
まあ、変なヘアスタイルのおっさんや、日本のもりかけ首相ほどのライトウイングにはならないだろう。ニュージーランドは諸国で分を弁えてるしそういう中庸な国だから。
その点、来るべき日本の総選挙、もう、日本はアニメと観光以外はオワコンの極致かも…。
右翼に対抗するのがその上を行く極右のおばちゃんですからね。選択肢が右しかない。
左がガラ空きの寂しい運転席だこと。
まあ、その分、共産党は伸びるでしょう。反自民、反希望の受け皿がほかにないしね。思いっきり伸びたらいいと思う。好き勝手な政治家連中には少しはドキッとしてもらわないと。
でも、どっちが首相になっても没落一直線なのは大差ない。
自分の国がどんどん低次元になって落ちぶれていくようすを見ていて気持ちいいわけがない。
******* 各種移住・留学セミナー / 個別相談会等のお知らせ *******
<元高校英語教師の移住者によるニュージーランド留学/教育セミナー>
〜30代の元高校英語教師によるニュージーランド移住体験談と質疑応答〜
日 時 : 12月17日(日)13:00〜17:00
場 所 : 東京都内
ニュージーランド移住を目指しオークランドで専門コースに通学中の元高校教師が年末休みを利用して日本に里帰り、ニュージーランド留学セミナーでメインスピーカーを務めます。
@はじめに〜簡単な自己紹介
A日本での経歴〜公務員として高校英語教員としての5年間の社会人生活に関して
Bニュージーランド移住を実行〜現地の学校に通って気付いた日本とNZの教育の違い
Cニュージーランドでの変化〜学力やメンタル面での変化に関して
Dニュージーランド生活〜物価と生活費は比例しない、生活は工夫できる
Eニュージーランドでの余暇〜休日の過ごし方
Fニュージーランドでの人間関係〜どんな仲間と普段過ごしているか
G英語学習のヒント、日々の勉強、留学事情など
お子様の留学を考えている親御さんや、海外でのキャリアアップを目指す学生、ワーホリ希望者など10代〜30代の方々にとって必聴のセミナーイベントです。
元教員としての視点から中高生の留学事情についての見解や英語必須化の将来に向け感じていること、若い間に海外体験をすることのメリットデメリットなどをわかりやす言葉で解説してくださいます。
安定した身分を捨ててニュージーランド移住をお実現した人からの目からウロコのヒントと、率直に意見をぶつけ合える場になります。
詳しくは下記まで!
ニュージーランド移住・留学、オークランド親子留学、小中校留学、ワーキングホリデー、海外就職やインターンシップ、英語学習など多岐にわたって随時ご相談、お問合せを受け付けております。遠慮なく上記フォームからお問い合わせください。
*******************************************************************************
晴れ!たと思ったらいきなり雨降ったり…まだ三寒四温のオークランド!