ダイエットサプリを理解するための6冊

◇【 エフェドラ、エフェドリン、ゼナドリン 】

「脳出血」や「心筋梗塞」といった重篤な副作用

および死亡例が８００例以上も報告されており、

この薬品を用いるのは、あくまでも医師がその必要性を認めて処方し、医師の管理下で用いるべきものである。

ダイエット・サプリメントのパッケージに、

「エフェドリン」、「エフェドラ」、「マオウ」と

書かれていれば、「エフェドリン」を含んでいるので、注意！

◇【　シブトラミン　（商品名：メリディア）】

「シブトラミン（商品名：メリディア）」には、

中枢性食欲抑制作用があり、海外では肥満症の治療に用いる医薬品として承認されている例があるが、日本では承認されていない。

この薬品には、血圧上昇、心拍数増加などの副作用があり、この薬物を含んだダイエットサプリメントの利用により心臓に悪影響を及ぼして死亡した例（32名）が出ているとのこと。

◇【　甲状腺末　】

「甲状腺末」は、本来、甲状腺機能低下症に対して用いられる薬ですが、「狭心症」、「ショック」、「うっ血性心不全」、「肝機能障害」などの副作用があり、医師の処方に基づき医師の管理下で用いられるべき薬。

いやしくも、この「基礎代謝亢進作用」を悪用して、これをダイエットに利用するなどという事は、もってのほか。

◇【　ジアゼパム　】

向精神薬。神経症やうつ病、心身症などにおける不安・緊張・抑うつ、などに対して用いられる向精神薬。

広範な副作用があり、一例を挙げると、薬物依存、呼吸抑制、肝機能障害、間質性肺炎、めまい・ふらつき、言語障害、刺激興奮、錯乱、排尿障害、倦怠感、筋弛緩、食欲不振、等々…

◇【　カバ（Ｋava）、（ あるいは、カヴァ、カバカバ、カヴァカヴァ ）】

一部のダイエットサイトで、「食欲抑制タイプのダイエットサプリメント」として紹介されているが、重篤な肝障害をもたらすとの報告あり。

「カバ」の成分を抽出して製造されたサプリメントによって、　重篤な肝臓障害を含む健康被害が欧米で発生し、日本でも医薬品に指定され、販売監視が強化されている。

�C下剤系サプリメント