ご存知の通り、イロモノ居酒屋の極致ともいえる当スタジアム。その濃すぎる色が時に功を奏し、物珍しさから取材や収録で使って頂くことがちょいちょいあるのだが、つい先日、未だかつて経験のない斬新なアプローチの取材依頼が舞い込む。
そこで受けた取材の内容が昨日記事になったので、ここにご紹介させて頂く。
「そちらの店はやたらごちゃごちゃとグッズがありますよね?」と最初にお声掛け頂いた際には、てっきり「現代社会の闇! 捨てられない中年男のゴミ屋敷」的な社会派ルポの取材依頼なのかと思ったのだが、よくよく聞いてみると「野球グッズをどのように飾るか、しまうか?」という生活の知恵(?)的な意味でのアプローチであった。
そんな一度も聞かれたことのない一風変わった取材を依頼してきたのは、この方。
声優、タレントとしてご活躍で、野球仕事も多数されている、杜野まこさんである。
2014年にとある番組収録で当スタジアムにお越し頂いて以来、同郷宮城県人でイーグルスファン同士ということもあって、その後折に触れ色々とお世話になっている杜野さん。
その杜野さんと、カープ女子として広く活動されている古田ちさこさん、マリーンズカンパイガールズの今井さやかさんの、いずれも当スタジアムがお世話になっている野球女子お三方が、持ち回りで担当しているというサイトののネタとして、当スタジアムのグッズ収納というか陳列というかを取材したい、というお申し出なのであった。よほどネタに困窮していたのだろうか…?
取材趣旨もいまいち理解しきれない中、「当スタジアムでお役に立てるか分かりませんよ」と500回くらい念を押したのだが、とにかく取材は敢行され、その模様が昨日「Baseball Crix」のサイト上にアップされたのだった。というタイトルで。
実用性の著しく低い「How to」がこれでもかと繰り広げられるその内容は、リンク先の記事をお読み頂ければと思う。聞かれるままに答えた桃色野郎の話は、「高くて買えないから」とか「こっちの方が安いから」ばかりが頻発する、当スタジアムの儲かってなさを如実に物語る内容になっている。
「生活の知恵」的な意味で全く役に立たない内容なのは、書き手の杜野さんの責任ではなく、単純に聞く相手が悪かっただけだのだが、当スタジアムの「貧者の知恵」の一端が垣間見られる、そしてそんな当スタジアムを心の底から面白がってくれている杜野さんの懐の深さがにじみ出ている、非常に目新しい愛ある紹介記事となっているので、ぜひご一読頂ければ幸いである。
取材対象としてどれだけお役に立てたのかは、こうして記事が上がった今なお不明だが、お声掛けくださった杜野まこさん、ありがとうございました!
事故や犯罪以外でメディアに取り上げて頂けるのは、いつも本当にありがたいことである。
今後もいい意味で取り上げて頂ける店であり続けたいと願う当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。