ハンドメイド業界も関係あり!著作権についてのお勉強?
ハンドメイド業界もデザインを真似されたとか、人気キャラクターに似せて作ったとか何かと著作権は関係します。ただ、著作権についてはとても複雑なため、ケースバイケースで判断するしかないのです。
著作権もその著作者の考え方や目的によって全く違います。著作権フリーにしている漫画家や作家さんなども数多くいます。
ネットには、無料の写真やイラストなどで溢れています。有名なところでは"くまモン"や"ブラックジャックによろしく"が著作権フリーです(決まり事を守ることが条件)。
こんな感じでつかってもOKです。
タイトル ブラックジャックによろしく 著作者名 佐藤秀峰 サイト名 漫画 on web
逆に著作権のみならず知的資産に関して、厳しいといわれているところがあります。
どこかわかりますか?
第2位がディズニー。 第1位はジャ〇〇ズです。
1位のところの実例はここでは控えます。お茶会やセミナーで、実際にあったエピソードをお話しすることにしましょう。
「ディズニーは小学生が卒業記念にプールに描いたミッキーマウスの絵を消させた!」
という都市伝説があり、著作権を勉強すると必ず遭遇します。
調べてみるとなんと!本当だったのです。
話のタネに当時の新聞を一部抜粋して引用します。
『小学校で卒業記念にと、子供たちが低学年用プールの底にミッキーマウスの絵を描いた。
低学年の子らは大喜び。そこへ、ウォルト・ディズニー・プロダクションの社員が現れて「無許可でキャラクターを使われては困る。絵を消して欲しい」とクレーム。
著作権法をタテにした強硬姿勢に学校側は泣く泣く消した。
水泳シーズンを前に日の目を見なかった傑作。「子供に夢を売るはずのディズニーがそこまでしなくても…」』と子供たちはがっかりしている。
プールの絵が問題になったのは滋賀県大津市立晴嵐小学校。今春卒業した男子児童百六人が二カ月がかりで、校舎南側にある低学年用プール(タテ十メートル、ヨコ四メートル、深さ五十〜七十センチ)の底に、ディズニーのマスコット、ミッキーマウスとミニーマウスの絵をかきあげた。
それぞれ直径三メートル近い大作で、完成したかわいい絵に在校生たちは大喜びだった。
ところが、二カ月後の五月中旬、新聞のニュースで知った、ディズニーのキャラクター商品を扱う日本ウォルト・ディズニー・プロダクション(千葉県浦安市)の社長が突然現れ「ミッキーマウスの絵を消してほしい」と要求。
「消さなければ著作権法違反で訴える」と迫った。
ディズニーの著作権への強硬姿勢は徹底していることで有名。年間二千件の無断使用を洗い出し、警察が交通安全運動や防犯運動に使った場合でも、使用を中止させるほど・・・。
林校長は「子供たちが一生懸命にかいた絵。営利目的ではないのだから」と絵を残してもらいように頼んだが聞き入れられず、とうとう六月中旬、泣く泣く塗りつぶして消した。
卒業生や在校生、PTAは突然、絵を消されてショックを受けている。「著作権の大切さはよくわかるが、そこまで言ってくるとは大人げなさすぎる」との声も出ている。
しかし、ディズニー側は「ミッキーマウスとミニーマウスはわが社の代表的キャラクターだ。無断使用はいっさい認められない。事前に許可を得てからやるべきだった。子供には気の毒だが、他人の権利を知る教訓になったと思う」と話している。』
昭和62年7月10日のサンケイ新聞の記事:新聞記事の原文より一部抜粋
厳しいですねー。
「芸術とは盗むことだ」(パブロ・ピカソ)