5月26日。
とても興味深いイベントに参加しました。
『FOREVER AGAINST ANIMAL TESTING（FAAT）キャンペーン』。
イギリス生れの自然派コスメブランド「ザ・ボディショップ」が
実施している、
化粧品の動物実験廃止を目指すキャンペーンの
キックオフイベントです。
「ザ・ボディショップ」と言えば、
環境問題や人権問題など、
さまざまな社会的な活動に、
強い取り組みを続けている企業だということは有名ですが、
今年は第1号店をオープンしてから40年目の
節目の年ということもあって、
今まで以上にエシカルで持続可能な世界的な企業になることを
目標にしたチャレンジを始めるそうです。
そのひとつが、この
『FOREVER AGAINST ANIMAL TESTING（FAAT）キャンペーン』。
「ザ・ボディショップ」の
化粧品の動物実験廃止キャンペーンは、
1989年から続けられている運動ですが、
全世界で永遠に完全に廃止されることを目指して、
この6月から、新たにローンチされたのです。
6月1日から8月31日までの間、
全国の店舗とWEBで「動物実験廃止」の
署名活動を実施しています。
目標は、2019年までの2年間で、
世界で800万件の署名を集めること。
そして、集められた署名は国際連合に提出する予定で、
世界中で動物実験を禁止する国際条約が執行されるように
活動していく計画なのだそう。
驚いたのは、
「ザ・ボディショップ」がこれまで約20年以上に渡り、
化粧品の動物実験と闘う運動を
積極的に実施してきたという実績です。
これまでに世界中で500万人以上、
日本だけでも48万人以上の署名を集めたのだとか。
その甲斐あって、
2004年には、EUで化粧品の完成品（原料はのぞく）の
動物実験が禁止され、
2009年に、EUで化粧品原料の動物実験と、
動物実験が行われた化粧品の販売と輸入が禁止に。
そしてついに、
2013年3月11日には、
EU全域で動物実験された化粧品と原料の輸入および販売が
完全禁止になったのです。
確実にこの活動が実を結んでいます。
調べてみたところ、
日本でも、2013年2月28日に資生堂が、
化粧品と医薬部外品の動物実験廃止を決定しています。
2015年には花王・カネボウグループも。
また、ノエビアやロート製薬も動物実験廃止方針を公表。
富士フイルムグループは、
今年の4月1日以降、
動物実験された原料は調達しないという方針を徹底することに。
日本も着実に化粧品の動物実験廃止の波が
広がっているようです。
でも、日本を含む世界80%の国々で、
化粧品の動物実験を禁止する法律がまだないのだそう。
顔や体や心が美しくなるためのお化粧なのに
その裏側で、動物たちが犠牲になっている。。。
そんなおかしな話はありません。
人とともに生きて、
人を癒やしてくれている動物たち。
動物への感謝の気持ちを、
このキャンペーンに参加することで
あらわしたいと思い、
わたしも即署名しました。
『FOREVER AGAINST ANIMAL TESTING（FAAT）キャンペーン』の
キックオフイベントには、
日本をはじめ、韓国、台湾、インドネシア、フィリピン、
マレーシア、タイ、シンガポール、香港、インドなど、
APAC各国から集まった大勢の参加者が集まっていて、
キャンペーンパートナーである
動物実験廃止を求める国際団体
「クルーエルティフリー インターナショナル」の代表の話や
「ザ・ボディショップ」日本代表の熱いエールに耳を傾け、
キャンペーンの成功を誓う姿がとても印象的でした。
参加者全員での記念撮影。
ウサギの耳を作るのが
キャンペーンの決めポーズです。
一見、おちゃめだけど、
固い決意の象徴です。
日本で集める署名は
目標240,000筆なんですって。
高い目標ですね。
頑張って欲しい！
みなさん。
ここから簡単に参加できますよ！！！
