エナメル上皮腫」のテーマ記事は、愛犬が実際に口腔癌と診断されてからの経緯の記録です。癌のできた場所、体質、体力によりその経過は異なると思いますが、皆さまにとってなにかの参考になれば幸いです。
6月2度目の抗がん剤治療も、3度目の治療も問題なく終わりました。鼻血はありません。
けれど、治療後3日間は食欲もなくほんとうに元気がありませんでした。それでも口のところに肉をもっていくと、なんとか頑張って食べてくれました。そしてやっと食欲がもどってきたと思ったら次の抗がん剤治療・・・。そしてまた食欲がなくなる・・・。
こんなことを続けていたら、雛の体力はなくなってくる。実際、抱き上げるとどんどん軽くなっていくのが感じられました。
1回目の治療では硬くて針が刺さりにくかった腫瘍は、2度目の治療ではずいぶんやわらかくなっていたと言われましたが、見た目には、腫瘍はまったく小さくなっているようには見えませんし、過去の治療では驚異の改善が見られた「呼吸」「口臭」もあまり変化が見られないような気がしていました。
抗がん剤治療後の体調不良を甘んじて受け入れるのか、それとも癌に起因する苦痛に耐えるのか・・・再び残酷な選択を迫られることになりました。